ルネサスエレクトロニクス社製8/16/32ビットマイクロコンピュータ、"H8SX,H8S,H8"ファミリ用のC/C++言語コンパイラパッケージです。
製品情報
H8SX、H8S、H8ファミリ用 C/C++コンパイラパッケージ

画面イメージ:C/C++コンパイラ
- マイコンの性能を最大限に引き出しコンパクトなコードを生成する最適化機能を持っています。
- なお、同梱している統合開発環境High-performance Embedded Workshop(HEW)を使用してコンパイラやデバッガなどのツールを連携させ、コーディングから評価、検証までを1つのアプリケーション上で実現します。
V7.00 Release 00 のバージョンアップ内容
- コンパイラ最適化強化によるオブジェクト性能向上
当社で設定した性能評価プログラムにて3.7%向上(対V.6.02.01比)しました。
注意:数値は参考値であり、全てのプログラムに対して保証するものではありません。
- コンパイラの新機能
- C99言語仕様のサポート
lang=c99オプションを追加しました。本オプションを使用するとC99言語で記述されたプログラムをコンパイルすることが可能になります。ただし、可変長配列は除きます。
- C99およびC89言語仕様stdio(標準入出力用低水準)のサポート
lang=c99オプション指定時にc89stdioオプションを指定すると従来使用していた入出力(stdio.h)の低水準関数が使用可能になります。
lang=cppオプション指定時にc99stdioを指定するとC++プログラムでC99の入出力(stdio.h)の低水準関数が使用可能になります。
- デフォルトのinline関数の展開を抑止する機能の追加
C++言語コンパイル時のinline指定子付きの関数およびメンバ関数のインライン展開(デフォルトのinline関数の展開)を抑止する機能を追加しました。
- __naked_asmの追加
埋め込みアセンブル機能にレジスタ退避および回復コードを自動生成しない__naked_asmを追加しました。
- UTF-8コードのサポート
outcode=utf8, utf8オプションを指定すると、文字列、文字定数内にUTF-8コードが使用可能になります。
- オプションの追加
以下のオプションを追加しました。
- cpu=strideオプション
セクションがセクションの割り付けアドレスに対して、割り付けるメモリ範囲に収まらない場合に、次の同メモリ種別のセクションに配置、または、そのセクションを分割して配置することが可能になります。
- contiguous_sectionオプション
本オプションで指定したセクションは、cpu=strideオプションが有効であっても分割せずに同メモリ種別の割り付け可能なアドレス領域に割り付けます。
- show=allオプション
showオプションのサブオプションにallを追加しました。すべてのリスト内容を出力します。
- 機能追加
以下の機能を追加しました。
- エラー出力があっても、リンケージマップを出力します。
- リロケータブルファイル出力時に、入力ファイルとしてバイナリファイルを指定できるようになりました。
製品パッケージ内容
- ターゲットCPU
H8SX、H8S、H8/300H、H8/300、H8/300Lシリーズを包括サポートしています。
C/C++コンパイラ
- 言語仕様
ANSI/ISO規格に基づき、例外処理やテンプレート機能をサポートしています。
- 最適化機能
共通式の削除やレジスタ割付けなどの一般的な最適化に加えて、H8SX,H8S,H8ファミリ用マイコンに特化した最適化コードを実現しています。
- 組み込み向け機能
C/C++言語でサポートしていない、割り込み関数記述や、システム命令記述など、組み込み用プログラム作成に必要な機能を、拡張機能としてサポートしています。
アセンブラ
- プリプロセッサ機能
ファイルインクルード機能、条件付きアセンブリ機能、マクロ機能などのプリプロセッサ機能により、効率良くソースプログラムを記述できます。
最適化リンケージエディタ
コンパイラおよびアセンブラが出力した複数のオブジェクトプログラムを入力し、ロードモジュールまたはライブラリファイルを出力します。
- 最適化機能
コンパイラでは最適化できないメモリ配置や関数の呼び出し関係に依存した最適化を、オブジェクトプログラムをまたがって実行します。
- 出力ファイル
アブソリュートELF形式、Sタイプ形式、HEX形式などのフォーマット出力、シンボル参照回数リストの出力ができます。
標準ライブラリ構築ツール
コンパイラが提供する標準ライブラリファイルをユーザー指定オプションで構築します。オプションにより、最適化の選択が可能です。
フォーマットコンバータ
SYSROF, ELF/DWARF形式(H8C V3以前で作成)をオブジェクトファイル、ライブラリファイルを入力し、ELF/DWARF2形式(H8C V4以降でサポート)に変換します。また、ELF/DWARF2形式のロードモジュールを入力し、SYSROF, ELF/DWARF形式に変換します。
シミュレータ
H8SX、H8S、H8/300H、H8/300、H8/300Lシリーズ用プログラムの開発環境として、プログラム性能評価機能および強力なデバッグ機能をサポートしています。
マルチウィンドウ環境でツールバーによる簡単操作が可能(ツールバーのカスタマイズ可能)
Call Walker(スタック解析ツール)
C, C++およびアセンブラソースのモジュール階層ごとのスタック値表示機能を持っています。ドラッグ&ドロップによる関数配置の編集が可能です。
Map Viewer(メモリ割付情報ビューワ)
最適化リンケージエディタが出力するマップファイルのGUI表示機能を持っています。
High-performance Embedded Workshop(HEW)
製品一覧
| ソフト開発用機種 |
OS |
バージョン |
型名 |
| PC |
Windows® 2000 Windows XP® Windows Vista®(※64bit版を除く) Windows 7(*1) |
Ver7.00Release00 |
PPS008PC700CDS |
- *1
- ただし、High-performance Embedded Workshop をV.4.08.00以降へアップデートすることにより、Windows 7に対応。